たま電日記
日常の事とかいろいろ
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我が家では全く関係ない行事
節分
「姫、今日、厨房借りてたみたいだけど、何して…むぐっ?」
「黙って目を閉じてそっちの壁向いてこれを食え」
願い事もしろよ、と振り返ったと同時に口の中に何かを突っ込まれたミハエルは何が起きたか理解できなかったが、隣でアルトも同じ様にしていた為おとなしく従う。
暫く部屋の中が静寂で満たされた。
それは大層美味しい物だったが如何せんサイズが大きい。大人であってもかなりの量だ。それでも成長期で訓練終りで空腹だったせいかなんとか完食した。
「で?一体何なんだ?」
同じ様に食べ終えたアルトに向き直る。
「ああ、今日は節分だからな!」
「節分?」
「そう、この日に恵方を向いて願いを込めて太巻きを食べるんだ。他にもやる事いろいろあるんだけどな。全部は出来ないから」
「へぇ…で?姫は何をお願いしたのかな?因みに俺はね」
姫とずーっと一緒にいられますように
そう言ってアルトの耳元に囁き掛ける。
「………ないしょ」
片付けて来る。
顔を真っ赤にしたままアルトは部屋を出て行ってしまった。
「やっぱり可愛いなぁ。願い事の内容は気になるけど、ま、いっかな」
残されたのはにやけ顔の男が一人
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姫の願い事は皆さんのお好きなように~
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姫の願い事は皆さんのお好きなように~
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マジで最高なんですけど、うっわ口に頬り込まれているミハエルもちゃんと準備するアルトも最高です!!
テンションめっちゃ上がりました!!
本当にこの二人青春だな~
どうやったらこんな二人を書けるんですか??
あ~最高ですwww